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ライブロスとは?ライブ後の寂しさ・虚無感との付き合い方と、避けたいこと

当日の流れ・服装2026年10月15日 更新

ライブが終わって家に帰ると、さっきまでの景色がうそのように静かで、何も手につかない。次の日になっても、気づけばライブのことばかり考えている。そんな気持ちを、ファンの間では「ライブロス」と呼ぶことがあります。寂しくなるのは、それだけ心に残る時間だったということかもしれません。余韻を大切にしながら、少しずつ日常に戻っていくための過ごし方をまとめました。

この記事のポイント

  • ライブロスはファンの間の言葉で、医学の言葉ではない。まずは体を休めて、生活のリズムを戻す
  • 感想を書く・セットリストを聴く・写真を整理するなど、余韻を形に残しておくと、あとから何度でも楽しめる
  • 勢いでの高い買い物や、転売のチケットには手を出さない。落ち込みが2週間ほど続いて生活に影響するときは、一人で抱えずに相談を

ライブロスとは

ライブロスは、ライブが終わったあとに感じる寂しさや虚無感を表す、ファンの間の言葉です。病名や医学の言葉ではありません。たとえば、こんな気持ちになることがあります。

  • 家に帰ると、さっきまでの時間がうそのように静かに感じる
  • 次の日も、ライブの景色や曲が頭から離れない
  • 仕事や学校に戻るのが、いつもよりつらい
  • 次に会える日が決まっていなくて、落ち着かない

寂しさは、無理に消そうとしなくてかまいません。まずは体を休めて、楽しかった記憶を、少しずつ毎日の元気に変えていきましょう。

どうして寂しくなるの?

はっきりした原因が分かっているわけではありませんが、たとえば次のようなことが重なると、寂しさを感じやすいのかもしれません。

  • 楽しみに待つ時間が終わる:チケットが取れてから当日まで、ずっと楽しみにしていた予定が、ひと区切りつく
  • 非日常から日常への落差:大きな音と光の中で、たくさんの人と同じ時間を過ごしたあとで、いつもの生活に戻る
  • 体の疲れ:遠征や長い待ち時間、立ったまま観る公演で疲れていたり、寝不足だったりする

ライブについての研究ではありませんが、休暇の効果を調べた研究をまとめた論文では、休暇で高まった健康や幸福感は、仕事に戻るとまもなく薄れると報告されています。楽しい時間のあとで気持ちが沈むのは、ライブに限ったことではないのかもしれません。

まずは体を休める

ライブの次の日は、思っているより体が疲れていることがあります。気持ちを立て直す前に、まずは体を整えましょう。

厚生労働省の働く人のメンタルヘルスのサイト「こころの耳」は、ストレスに対処するための生活習慣として「食う・寝る・遊ぶ」を挙げ、この3つがストレスに耐える力を保つために大切な役割を果たしているとしています。

  • 眠る

    厚生労働省の睡眠ガイドは、大人は6時間以上を目安に睡眠時間を確保するよう勧めています。起きる時刻も、なるべくいつもどおりに。

  • 食べる

    帰りが遅くなった次の日も、いつもの時間にきちんと食べて、生活のリズムを戻しましょう。

  • 遊ぶ・動く

    近所を少し歩く、好きなことをするなど、体と頭を切りかえる時間をつくるのも一つの方法です。

夜ふかしして、ライブの動画やSNSを見続けたくなる日もあります。厚生労働省の睡眠ガイドのリーフレットは、寝る前や夜中のスマホの使用は避けるよう勧めています。見たい気持ちは、次の日の楽しみに取っておきましょう。

余韻を形に残す

楽しかった気持ちは、形に残しておくと、あとから何度でも楽しめます。

  • 感想を書く

    印象に残った曲・言葉・景色を、忘れないうちにメモに。日付と席も書いておくと、読み返したときに当日がよみがえります。

  • セットリストを聴く

    その日の曲順でプレイリストをつくって、移動中や家事の合間に。

  • チケットや写真を整理する

    紙のチケット・グッズ・撮った写真を、ひとまとめにして残しておく。

  • 席からの写真を投稿する

    開演前や終演後に撮った席からの写真は、次にその席に座る人の下見に役立ちます(写真を投稿)。

人と話す・SNSとの距離

一緒に行った友だちや、同じアーティストが好きな人と感想を話すと、楽しかった時間をもう一度味わえます。SNSでほかの人の感想やレポートを読むのも、ライブの楽しみの一つです。

ただ、見ているうちにつらくなったり、人と比べて落ち込んだりするときは、少しのあいだ離れてみるのも一つの方法です。通知を切る、見る時間を決めるなど、自分に合った距離を見つけましょう。

ツアーの途中の公演の感想を書くときは、これから参加する人のために、ネタバレへの配慮も忘れずに。

次の楽しみをつくる

次の公演や配信、新しい曲の発表など、次に楽しみにできることを探してみましょう。公式サイトやファンクラブのお知らせを確かめておくのもおすすめです。

次のライブが決まったら、見え方MAPで座席からの見え方を下見したり、ライブ前後の過ごし方を参考に当日の計画を立てたりするのも、楽しい時間です。チケットやグッズは、無理のない範囲で楽しみましょう。

ライブロスのときに避けたいこと

勢いでの高い買い物

寂しさをうめるように、グッズなどをまとめて買いたくなることもあります。買う前にひと晩おいて、本当に必要かを考えてみましょう。国民生活センターの情報誌『国民生活』の推し活の法律についての記事(弁護士が執筆)は、イベントのチケットや、チケットが付いた商品を買うときは、返金・返品のルールをあらかじめよく確認しておくことが大切だとしています。

転売のチケットを買う

次の公演にどうしても行きたくて、転売サイトやSNSでチケットを探したくなるかもしれません。特定興行入場券(主催者の同意のない有償の譲渡を禁止すると券面などに書かれ、公演の日時・場所と、入場する人または座席が指定され、買うときに氏名と連絡先が確かめられているチケット)を、主催者の同意なく、商売として定価を超える値段で売ること(不正転売)は、法律で禁止されています。不正転売を目的にチケットを手に入れることも禁止で、罰則もあります。

国民生活センターは、転売で買ったチケットでは、入場のときの本人確認で入場できないおそれがあることや、SNSでチケットを譲ってもらうことになって送金したのに、相手と連絡が取れなくなったトラブルを紹介し、注意を呼びかけています。主催者が認めた公式のリセールがある公演では、そこで探しましょう。

お酒でまぎらわす

厚生労働省の「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」は、不安を解消するための飲酒を続けると、依存症になる可能性を高めることがあるとしています。寂しさをお酒でまぎらわすのは、やめておきましょう。

お金や契約のことで困ったときは、消費者ホットライン「188」に電話すると、近くの消費生活センターなどの相談窓口につながります。

気分の落ち込みが続くときは

寂しさがなかなか消えなくても、あせらなくてかまいません。ただ、気分の落ち込みが2週間ほど続いて、普段どおりの生活が送りにくいときは、一人で抱えずに相談しましょう。WHO(世界保健機関)の資料も、つらいときは信頼できる人に相談することを勧めています。

厚生労働省の「こころの耳」は、こころの変調に気づいたら、一度身近な医療関係者に相談するよう勧めています。電話やSNSで相談できる窓口は、厚生労働省の「まもろうよ こころ」にまとめられています。

10代の人は、家族やスクールカウンセラーなど、信頼できると思える人に話してみましょう。

よくある質問

ライブロスは病気?

ライブロスは、ライブのあとの寂しさや虚無感を表すファンの間の言葉で、病名ではありません。ただ、気分の落ち込みが2週間ほど続いて、普段どおりの生活が送りにくいときは、一人で抱えずに医療関係者や相談窓口に相談しましょう。

ライブロスは、どのくらいで落ち着く?

人によって違い、決まった期間はありません。体を休めて生活のリズムを戻しながら、余韻を形に残したり、次の楽しみを見つけたりして過ごしましょう。

何もやる気が出ないときは?

まずは「食う・寝る・遊ぶ」を整えることから。厚生労働省の「こころの耳」も、この3つをストレスに対処するための生活習慣として挙げています。

次の予定がないときは?

公式サイトやファンクラブのお知らせ、配信や新しい曲の発表など、次に楽しみにできることを探してみましょう。感想を書いたり、セットリストを聴いたりして、余韻を楽しむのもおすすめです。

つらいとき、どこに相談すればいい?

家族や友だちなど信頼できる人のほか、医療関係者や、厚生労働省の「まもろうよ こころ」にまとめられた電話・SNSの相談窓口に相談できます。

出典(公式の情報)

2026年10月15日時点で確認した内容です。決まりごとや設備は変わることがあるので、最新の情報は公式サイトと公演の案内で確かめてください。

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